苦境の「スターバックス」中国回復中、米国事業も6月までに90%再開へ
米国のカフェチェーン「スターバックス」が2Q決算を発表しました。
四半期売上高は59億9,570万ドル(前年比△4.9%)、営業利益は4億8,740万ドル(同△43.2%)。大幅な減益です。
長年右肩上がりの業績を続けてきたスターバックスですが、COVID-19の流行は店舗運営上、どうしようもない障壁。
スターバックスは仕事場、自宅とも異なる「第三の場所(サードプレイス)」として消費者の支持を獲得してきました。今回のようなパンデミックは、そうした根本的な慣習すら変えてしまいかねません。
急変する情勢の中で、スターバックスの経営陣がどのような対応を進めているのか。決算報告の内容を整理してみましょう。
まずは足元の業績について確認します。
売上の大半を占める米国事業は、既存店売上が△3%のマイナスに。客単価は+5%のプラスでしたが、客数が△7%もの減少となって上回りました。店舗数は15,257店舗と、前年同期から470店舗を拡大。
さらに厳しかったのが中国事業です。