『niconico』有料チャンネル会員が114万人に拡大「カドカワ」3Q決算
出版事業やゲーム、「ニコニコ」などを抱えるKADOKAWAが3Q決算を発表しました。
売上高は1,502億円(前年比△1.3%)、営業利益は84.6億円(同+166%)。減収ながらも大幅な増益となりました。
減収になったのは7月1日に子会社「MAGES.」がMBOによる独立によって離脱したため。MAGES.は音楽制作やゲーム開発を手がける会社。
KADOKAWAグループでは、経営不振の中で事業の再編を進めており、それが今期、大幅増益として現れています。
セグメント業績をみると、売上規模ではどれも横ばいですが、(出版事業を除いて)収益性は大幅に改善。映像・ゲームは+54%の増益、Webサービスは大幅な黒字転換となりました。
各事業でどんな取り組みを進めているのか、決算書の内容を整理していきましょう。
まずは、「niconico」を主軸とするWebサービス事業です。