メディアドゥの業績 2009年から売上8倍
メディアドゥは1996年にフジテクノとして設立され、2006年頃から電子書籍サービスを展開しています。2013年には東証マザーズに上場しました。2009年に約19億円だった売上は2017年2月期は155億円と約8倍、2009年からの年平均成長率も29%と大きな成長を見せています。また純利益も4億台へと成長を見せています。
メディアドゥの事業は電子書籍事業や音楽、ゲームなどを中心に「著作物のデジタル流通」を事業としています。著作者の作品をまとめたコンテンツホルダーと、ユーザーに直接デジタルコンテンツを届けるディストリビューターを繋ぐ事を事業としています。多くのエンドユーザーを抱えるLINEマンガや楽天へコンテンツなどを提供しています。メディアドゥのセグメントは主に4つあり、電子書籍事業、音楽・映像事業、ゲーム事業とその他があり、また現在同社の売上全体の約90%は電子書籍事業で、2020年度までには3,480億円規模まで拡大する電子書籍市場での事業を主としているようです。
(出所: 同社 決算説明会資料)
また同社はコンテンツビジネスを展開しているので、同社のコストの大半は著作権料でコスト全体の約80%を占めています。
(出所: 同社 決算説明会資料)
メディアドゥは米国大手コンテンツアグリゲータのOverDrive社へ日本のコンテンツを提供しており、日本の良質なコンテンツや漫画の英訳版などを提供しているようです。またM&Aにも積極で株式会社出版デジタル機構の株式取得を子会社化したり、書籍の要約サイトの株式会社フライヤーを約4億円で買収しています。