おはようございます。 サーバー製品などを扱うスーパーマイクロコンピュータが18日、業績予想の大幅な修正を発表。売上予想を27〜29億ドルから36〜36.5億ドルに引き上げ、株価は一日で36%上昇。背景にあるのはAI需要です。来るべき決算シーズンが楽しみになって参りました。
Wiz
イスラエル発のユニコーン企業「Wiz」。
海外スタートアップを注視している人には知られているが、Wizはとてつもないスピードで伸びている。2020年に創業し、評価額は既に100億ドル。わずか三年で「兆円企業」を生み出してしまった。
同社が手がけるのはクラウドセキュリティ。一般にとっつきづらい領域だが、重要性は高まる一方だ。AI時代が本格化すれば、多くの企業がこれまで以上にデータをクラウド上にアップすることになるだろう。
そんな時代に彗星の如く現れ、業界を揺るがせているのが「Wiz」だ。今回の記事では、今もっとも伸びているセキュリティ企業について紹介する。
開示資料より作成
ソーラー発電設備の世界的大手企業、カナディアン・ソーラー。
日本では聞きなれない社名だが、この分野では際立って勢いがある。CSIMarketによれば、2023年7〜9月における市場シェアは32%。企業ごとに業態が違うため単純な比較はできないが、売上規模で頭ひとつ抜けている。
株式市場で人気のエンフェース・エナジーと比べ、カナディアン・ソーラーは三倍以上の大きさがある。今回の記事では、知られざる太陽光発電設備の代表的企業について、沿革や事業、近況と展望について紹介する。
今回取り上げるのは、給与支払管理ソリューション大手のペイコム・ソフトウェア(Paycom Software)だ。創業したのは、今もCEOを務めるチャド・リチソン。
リチソンは、高校から大学にかけてレスリングに打ち込んだスポーツマン。1993年に地元のオクラホマ中央大学を卒業後、世界最大の人事給与アウトソーシング会社であるADPに入社。若くしてシニアマネジャーに抜擢されている。
1998年に地元に戻ると、27歳でオンライン給与支払サービスを起業。Webベースのシステムとしてはパイオニア的存在で、Paycomは米国有数の企業に成長。オクラホマでは最も成功した企業となった。
全体として堅調だった2023年の株式市場において、一際軟調だった企業の一つがエンフェース・エナジー(Enphase Energy)である。
エンフェースが手がけるのは、家庭向けのソーラーエネルギーシステム。2008年に世界初となるマイクロインバーターシステムを開発し、市場を開拓してきた。発電パネルを独立した発電設備のように動かせるという代物だ。
株価が低迷したのは、単純に業績が悪化したため。2022年後半から成長が鈍化し、足元では減収減益に転じた。加えて、先の見通しも弱い。10〜12月の売上高は3〜3.5億ドルを見込んでいる。
「サステナブル」が重視される現代、太陽光発電はあらゆる国や地域が後押ししてきた。そんな中で低迷が続く理由とはなんだろう。今回は同社の事業と近況をおさらいし、成長戦略と今後の展望についてまとめる。
Adept
生成AIで「ユニコーン」になったスタートアップ企業の一つが「Adept」だ。2023年3月に3.5億ドルの調達が公になり、評価額は少なくとも10億ドルにのぼることが報じられている。
創業したのはイエール大出身のデイビット・ルアン。2020年まではOpenAIでエンジニアリング幹部の一人を務め、GPT-2リリースまでのプロセスにも携わった。
Adeptがテーマに据えたのは、コンピュータを操作する「AIエージェント」の開発だ。それは、単に文字を読み書きしたり、画像を生成するだけではない。業務において最も価値があるのは、どんなタスクでも任せられるAIを開発することだとルアンは考えた。
これを実現するには、言語を覚えさせるだけでは足りない。スクリーン上に映し出されるUIを理解し、情報を入力したときに得られる結果について知っておかなくてはならない。
いわゆる「RPA」(Robotic Process Automation)に似ているが、それより遥かに洗練されたものだと言う。単に繰り返しのタスクを自動化できるだけにはとどまらないというのがその理由だ。
メールが転送されましたか?こちらで登録しましょう。
有料版のニュースレターはこちら
もっと詳しく知りたい方へ: プレミアムプラン