おはようございます。 2024年の新NISA開始に向け、個人資産の運用方針を考えている方も多いのではないでしょうか。バンガード社は、米国株式は今後十年で年率4.2〜6.2%伸びると予想。足元の株高により見通しを引き下げ、「バリュー株の方がより魅力的だ」と論じています。
各社の開示資料および報道より作成
生成AIユニコーン特集の第三弾として、今回取り上げるのは「Hugging Face」という会社だ。創業は2016年のことで、生成AIが盛り上がる前から注目を集めてきたスタートアップでもある。
OpenAI(評価額290億ドル)やAnthropic(44億ドル)、Cohere(20億ドル)はどれも「大規模言語モデル」の開発に血道を上げている。Hugging Faceは45億ドルと評価額では負けていないが、手掛けるのは「コミュニティ」。事業の様相は大きく異なる。
Hugging Faceを創業したのはクレメント・ドランジュ(Clément Delangue)という人物。フランス生まれの連続起業家だ。
開示資料より作成
「サカタのタネ」という企業をご存知だろうか。予測変換にも出てこない社名だが、ブロッコリーの種子市場で世界シェア65%を握るという超有力企業だ。
曰く、「皆さまがブロッコリーを召し上がる際、3回に2回は当社のタネから栽培されたブロッコリーかもしれません」。ブーケやセレモニーの装飾花として使われるトルコギキョウでも世界シェア70%を誇る。
業績も右肩上がりに伸び、2023年5月期の売上高は772億円、経常利益は123億円を超えた。創業100年を超える老舗企業だが、今なおグローバルで成長を続けている。
サカタのタネは、見れば見るほど面白い会社の一つだ。今回の記事では、その歴史を紐解きながら、「種苗ビジネス」がどのような性質を持っているかを考える。
今回ご紹介するのはフェア・アイザック(Fair Isaac)、通称「FICO」という米国企業。米国を代表する信用スコア「FICO Score」を扱い、それなら聞いたことがあるという方もいるだろう。
「信用」は、古来より商取引に欠かせない。信用があるからお金を貸し借りでき、現金商売だけでは得られない利点を享受できる。しかし、その評価は難しい。そんな信用を客観的にスコア化するのがFICO Scoreである。
業績は堅調で、売上、利益ともにここ数年は右肩上がりのトレンドが続いている。2021年9月期には大幅増益となったが、ここで何があったかは本文中で解説する。2023年は株価も好調で、年初来94%もの上昇となっている。
今回ご紹介するのは、RPMインターナショナルという米国企業だ。何の会社かというと、塗料メーカーである。
塗装関連の米国企業としてはシャーウィン・ウィリアムが有名で、投資家から高い人気を誇る。同社が時価総額750億ドル超を誇るリーダー企業であるのに対し、RPM社は138億ドル。大きさにはかなりの違いがある。
RPM社が特徴的なのは、50年連続の増配を達成していること。タイム誌によれば、何千といる米国上場会社の中で記録したのは50社だけ。ただし、なぜかタイム誌の一覧にRPM社は含まれていない。
テクノロジー企業のAdobeが12月13日に2023年11月期決算を発表。
9〜11月の売上高は前年比12%増の50.5億ドル。営業利益は同じく16%増の17.4億ドルだった。業績は堅調だが、発表後の株価は低迷。発表前と比べると8%弱の下落となっている。
株価急落の要因とみられるのが、来期の業績予想だ。2025年11月期の通期売上高は213〜215億ドル(前年比9.7〜10.8%増)を見込んでいる。買収に向けて規制当局が調査中のFigmaは含まれていない。
Adobeは他のテクノロジー企業と同様、生成AIの活用に力を入れてきた。足元の急落には、「その割にこの成長率は低すぎる」という市場の失望が見える。今回の記事では、生成AI周りの業績影響について経営陣がどう考えているかを中心にまとめる。
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