おはようございます。 先日、読者の方とやり取りしていて「食分野において、タイに進出したい事業家がいたら紹介してほしい」とリクエストいただきました。
タイは日本食レストランが5,000店舗を突破(前年比22%増)するなど、日本食に勢いがあるようです。該当する方がいらっしゃいましたら、お気軽にこのメールにご返信ください。
開示資料より作成
RIZAPグループが再成長に向け、勝負を仕掛けている。
強気の買収で急拡大したのも今や昔、2018年に一転して赤字に陥った。株価は2017年終盤から2020年までに十分の一以下まで落ち込んだ。その後も株式市場において、かつての人気は取り戻せていない。
コンビニジム『chocoZAP』の急拡大は、RIZAPへの注目を再び呼び戻しつつある。昨年7月に本格展開を始め、今年8月半ばに会員数80万人。わずか一年強で、日本で最も多くの人が使う会員制ジムへと成長させてしまった。
消費者向けブランドが破竹の勢いで拡大し、やがて経営難に陥ることは珍しくない。飲食業界では『いきなり!ステーキ』が記憶に鮮明で、海外でもPelotonが当てはまる。多くは店舗や生産体制への積極的すぎる投資が、後に問題を生む。
特に実店舗ビジネスにおいて、トップラインの拡大は必ずしも事業の永続性を意味しない。果たして『chocoZAP』はどうか。今回の記事では、同社の取り組みについてフラットにまとめつつ、筆者なりの視点を加える。
昨日チェックした『chocoZAP』に関連して、改めて紹介したい企業がある。米国のフィットネス施設チェーン「Planet Fitness」だ。
同社については大昔に取り上げたことがあるが、何度見てもユニークな会社だ。どう見てもフィットネスジムなのだが、「我々はジムではない」と主張。「We're Planet Fitness」だそうだ。
月額料金わずか10ドルで、マシントレーニングなどの設備を利用できる。典型的なサイズ感は2万平方フィート(≒1,858㎡)と大きい。ちなみに、日本の総合スーパーの平均は1,519㎡である。
初心者の多くが「肉体を見せつける人が苦手」という考えから『Judgement Free Zone®』なるコンセプトを展開。筋トレ中に「うなり声」をあげるといった、威圧的な行為は禁止される。
chocoZAPとは異なる部分も多いが、従来のジムなら通わなかった初心者層を取り込むという点で共通する。果たして「初心者向けジム」という業態にどんな可能性が隠されているのか、今回の記事で考えたい。
AIによる経理効率化を掲げるファーストアカウンティングが9/22、東証グロース市場への新規上場を果たす。2016年に創業した設立7年のベンチャー企業だ。
代表の森啓太郎氏はソフトバンク出身で、アカマイ日本法人の立ち上げに参画した経歴を持つ。アカマイは米国に本拠をおく世界的なテクノロジー企業の一つで、森氏は2008年度に世界一の営業成績を残したという。
2012年には食品ECで起業するが、キャッシュフローの問題で黒字倒産寸前となる危機を経験。会計の重要性を痛感して経理業務の自動化に向けた取り組みを進め、ファーストアカウンティング創業の原型ができていった。
売上規模は右肩上がりの拡大が続く。2023年における通期売上予想は12.2億円(前年比55%増)、営業利益は1億円へと黒字転換を見込む。上期時点でも既に黒字化を実現した。
「フラット35」取扱最大手であるARUHIの業績が低迷している。
2021年3月期の営業収益は268億円、税引前利益77億円にのぼったが、その後は二年連続で減収減益。今期(2024年3月期)の会社予想もそれぞれ210億円、30億円と逆風が続いている。
背景にあるのは、住宅ローン市況をめぐるシンプルだが重要な変化だ。昨年からはSBIグループからの株式公開買い付けを受けて子会社化されたが、今なお上場企業として経営を続ける。
今回の記事では「フラット35」取扱大手であるARUHIの状況を元に、住宅ローン市況の変化と今後の展望について紐解く。
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